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〔 〕の中身 Part1

~図書館蔵書MARCのヒント 2~

こんにちは、図書館蔵書小松です。

照ったり、降ったり、お天気はころころ変わるのに、
なんで蒸し暑~いのは、ずっと同じなのでしょうか。

各地で大雨や気象被害が出て、報道を聞くだに痛ましい限りです。
心からお見舞い申し上げます。早く安心して夏を楽しめるお天気になりますように。


さて、気を取り直して、

今日は、情報源に必要な情報がない!

そんなときの対処のしかたについて、お話ししようと思います。

たとえば、こんなケースはどうでしょうか。

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一見すると、普通の奥付です。
が、肝心の発行者が表示されていません。

目録を作成するときは、標題紙・背・下部にある団体名も発行者として扱っていますが、この場合では、その辺りにも団体名が見当たりません。

発行者がないのは、目録を作成するときにも、とても困る事態です。

発行者は流通だけではなく、刊行された本そのもの(つまり目録の対象そのもの)の責任者なので、MARCになくてはならないものです。もしも、流通する本だったら、発行者がわからなかったら買うことも、問い合わせすることすらできません。反対にいえば、行政資料は流通しないからこそ発行者が表示されていないケースも出てくるのでしょう。

MARCになくてはならない発行者。
その発行者が情報源にないときはどうしたらよいのでしょうか?


情報源になくても、中身を見たらわかる・・・はず。

はっきりわかるものから、だいたい推測できるというものまでいろいろではありますが、たいていの図書、資料の場合は、まえがきやあとがきなどから、発行者やそれに近い人、団体が推測できます。

そういう時、目録規則では〔 〕という記号を使って、目録の内容を補って作成することになっています。これを「補記」といいます。〔 〕の記号は「ブラケット」と呼んでいます。目録の内容にブラケットがついている場合、それは「所定の情報源以外から補記しました」ということを表します。

この〔 〕を使って、図書から推測できた事項をMARC上に記述します。

MARCの中に入っている情報は、前回お話しした情報源から採用することが決まりになっています。補記の場合は、情報源にないことをMARCに書き入れるので、適切なものを採用できるように、よくよく注意を払います。お話しした発行者の例でいうと、できる限り実態に近いものを採用すべく、展覧会の図録やイベントでしたら主に主催者から補記をしますし、携わった団体が書かれている場合があるので、まえがきやあとがきを読みこんで、そこから採用することもあります。

例えば、上記の状況の場合は、他に関わった団体が不明なので、もっとも出版に関わっている可能性が高いと思われる責任表示を発行者として採用します(これは一例で、場合によって対処はかわってきます)。

こうしてMARCに必須の発行者を補記しているのですが、図書、資料のどこをひっくり返しても発行者が見つからないこともままあります。

そんな場合は最終手段です。

〔出版者不明〕

たまに使わざるをえないことがあります。
あたりまえですが情報源には書いていないことなので、これも〔 〕で括るのです。

明日も〔 〕の話、続きますよ。

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