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〔 〕の中身 Part2

~図書館蔵書MARCのヒント 3~

こんにちは、図書館蔵書小松です。

大家さんが育てている朝顔の鉢に毎朝いくつも花が咲いていて、楽しみに見せてもらっているのですが、今朝は花がひとつもありませんでした。水遣りしていた大家さんに聞いたところ、朝顔は熱帯夜に弱く、あまりに夜が蒸し暑いとつぼみが落ちてしまうのだとか・・・。

200906241342000.jpg
(昨日の朝顔)

さて、気を取り直して、
昨日は、所定の情報源に記載されていない発行者の補記についてお話ししました。今日は、もうすこし広げて、出版に関する事項の補記をお話しします。


出版に関する事項の通常の入力の方法については、MARC MANIAX目録の「本の本籍 ~出版者の話~」に詳しいことがのっていますので、そちらを参照してください。

出版に関する事項の主なものは、出版者、出版地、出版年の3つです。

たとえば、発行者と同様に、出版地に関しても、情報源に記載されていない場合補記をしています。

200907301402000.jpg

この写真のように、奥付に発行者の表示はあっても、住所まで記載されていないケースがしばしばあります。

自治体の内部の組織(~市〇〇課、~市教育委員会など)であれば、その自治体を補記しています。それ以外は、発行者と同じように、奥付以外の情報源、図書になければ参考資料を使って補記をします。上の写真の場合、大阪府文化財センターの本部は堺市にあるので、〔堺〕となります。

補記するものは、時には外国の地名のこともありますし、古い資料の場合は、すでにない自治体名が入ることもあります。近年の市町村合併で消滅した自治体はもちろんのこと、中には「〇〇町(東京府)」など、時代を感じさせるものがあることも。出版年を考慮して補記をするので、自治体の変遷をたどっての作業になることもあります。

また、出版年も補記をする機会が多い項目のひとつです。
情報源に出版年が表示されていない時の手順は、出版地や、昨日お話しした発行者と同様です。

展覧会の図録などは、コピーライトの記号があれば、そこからブラケットなしで「c2009」というように、コピーライトのcにつなげた形で、前書きや後書きから判明する場合は「2000まえがき(図書の記述のまま)」の形で採用します。この辺のことはMARC MANIAX目録の「本の本籍 ~出版者の話~」にわかりやすくのっています。

〔 〕で補記するのはそれ以外ですが、その場合は「2009年3月現在」といった表示や、図書の中の年表などを手がかりにします。そこでなお、出版年がきちんと判明しない場合は、〔199-〕〔200-〕(それぞれ90年代、2000年以降であることは内容などから確かだが、それ以上特定できないという意味)などの形を使うこともあります。

情報源から省略されがちな出版年ですが、図書の内容との関係が深いので、この補記があるとないとでは、かなりMARCの使いやすさが変わるのではないでしょうか。

2日連続で、補記についてお話ししました。

行政資料は、内部で使われるものが多いためか、情報源や情報自体が省略されがちで、情報源の表示そのままをMARCにしようとすると、MARCとして作成することができない場合や、図書を探したり、MARCから図書の内容を推測するのに支障をきたすような事例が多くなっています。

そこで補記が必要になってきます。

補記は、利用者がより快適にMARCや資料を使えるようにという心遣い、というとおおげさでしょうか? 機械ではない、人の手で作成しているからこそできる〔 〕(補記)、行政資料以外にもいろいろと活躍していますので、どうぞご活用ください。

次の機会には、文化財報告書や、記念誌などのMARCについてご紹介をしたいと思います。どうぞお楽しみ(?)に。

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