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統一読みの話 第2話

月末企画の「MARCや検索のはなし」、今回は「統一読み」についてご紹介します。

統一読みについてはこちらの記事で詳しく説明していますが、今回はより実践的に、自分が検索するときにどうすればもれなく検索できるかを
お話しします。

そもそも、なぜ統一読みを決めているのか?
日本語の漢字は、同じ漢字でも何通りものヨミがあるのが普通です。
人によってその漢字をどう読むかはマチマチで、検索した人によってMARCにたどりつけたり、つけなかったりするのは便利とは言えません。
そこで、「この漢字はTRC MARCではこう読みますよ」と決めることによって、誰が検索しても同じMARCにたどり着けるようにしたのが統一読みです。
一見便利そうですが、使い慣れていないヨミが統一読みになっているものもあります。
有名なところでは「私」。日常生活では「ワタシ」と読む方が大半だと思いますが、TRC MARCの統一読みは「ワタクシ」です。
この統一読みを知らないと、「ワタシ」でヨミ検索し、実際存在する「私」の漢字を持つTRC MARCよりもはるかに少ない数しかヒットしない…ということになりかねません。
ここで、いくつかTRC MARCの統一読みをご紹介。

明日 アス
日本 ニホン
世論 セロン
二十歳 ニジッサイ
便覧 ベンラン
釜山 フザン


全ての統一読みを覚えるのはなかなか難しいです。
ただ、「統一読みというものが存在する」ということだけを頭の隅に留めておいていただくと、

カナ読み検索でやけにヒット数が少ない
→自分が検索したカナ読みは統一読みじゃなかったのかも?
→統一読みで検索、わからない場合は漢字で検索

こんな風に検索し直すと、より効率的に探せます。

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