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MARCの番号っていつ付くの?~その2

先週お届けした「MARCや検索のはなし」の続きです。

「週刊新刊全点案内」に掲載するMARCになるためには、2つの関門
<関門その1>基準がたくさんあります!
<関門その2>きみは本当にニューフェイス?
があります、というところまでご説明しました。

今日は、この関門をクリアしてきた本たちにMARCNo.をつける、登録の実作業をお話しします。

<登録の心得>素早く&正確に!
データ部の仕事は、図書にMARCがついていないとできません。登録で手間取ってしまうと、あとに控える作業すべてが滞ってしまいます。(どんな作業が待っているのかは、企画記事「MARCができるまで」
といって、いくらスピーディにこなしても、間違いだらけではやはりいけません。スピードと正確さのバランスをとるのがポイントです。そこで、登録時は

タイトル・著者・出版者・大きさ・発行年月・ISBN・価格

この7項目に重点を置いて入力しています。目録の必要最低限の情報ですね。
入力が完了した時点で発番をします。

関門2つをくぐってめでたくMARCNo.はつきましたが、まだ生まれたばかりのMARC。
みなさんに使っていただく完成MARCにするため、これから分類・件名、典拠の部隊へ動いていき、最終的に目録作成部隊で総仕上げをしていきます。
 
*おまけ*
MARCNo.は8桁の番号からなります。前2桁でMARCを作成した年を表し、新刊MARCの場合、あとは1から連番です(作成部署によって、番号体系はちょっと違います)。
つまり、今年2010年になって初めて作ったMARCNo.は10000001。(ちなみにこの本です)
現在作成中の「週刊新刊全点案内」掲載MARCNo.は、10050000番台に突入しました。

2010年も残り3カ月、どこまで番号が増えるのかちょっと楽しみです。

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