データ部新刊目録 大谷です。
10月の木曜日は、毎週火曜にお届けしている「今週の1冊」の候補にあがりながら、惜しくも紹介できなかった本をとりあげて紹介しています。
今日のテーマは「食の秋」です。
まず、今年あたりから続々見かけるお料理本をいくつか。
ひとつは「スチームケース」。
以前室塚が「タジンポット」をとりあげていましたが、「蒸し料理」器具でも、スチームケースはよりお手軽な印象があり、私も「買おうかなあ」と思案しているところです。
【ここで検索裏技】
「TOOLi」でスチームケースの関連本を検索する場合
今のところタイトルまわりに「スチームケース」または「スチーマー」が含まれているものが多いので
タイトルわかちで「スチーム」OR「スチーマー」と設定し、分類前方一致「596*」でGOすれば
バッチリとはいかなくてもまずまずイケます
「OR」が使えない画面では別々に検索してみてください
「ケーク・サレ」も静かにブームです。
ケーク・サレは、野菜やチーズ、ベーコンなどを入れて焼いた、しょっぱい系パウンドケーキみたいなもののようです。未体験。食べてみたいです。
ちょっとしたアイデアを提供するのもお料理本の使命かもしれません。
見た目が楽しくて手軽につまめるのり巻き。
欧米の方が、黒々とした日本の海苔というものを見ておそれおののいた…というのも昔話?
のり巻きも世界的ファストフードになってきたんでしょうか。
こちらも「巻き物」、ロールケーキです。表紙はイチゴ模様のロールケーキ。どうやって作るのでしょう!?
そして秋といえば…
ワインの「ボジョレー・ヌーボー」解禁日が11月18日だそうで、近所のコンビニでも予約受付のPRが始まっていました。
ただし、ワインは日本産も百花繚乱。そしてこれを読むと国産ワインについて語らずにはいられなくなります。
こはく色のウイスキーも、秋に似合います。
余談ですが、ニッカウヰスキーでは、本を読みながらウイスキーを楽しむ「バー読」という提案をしています。
甘党の男性には、こちらはいかがでしょう。都内限定ですが。
名店自慢のおしゃれな大人系パフェぞろい。
甘味好きにとってパフェはスイーツの女王様。目が眩みます。とくに「男の」と付かなくてもなくてもいいような気もしましたが、ウンチク批評が濃いめなところがポイントかもしれません。語っているうちにアイスが溶けないよう気をつけてください。
さて、最後はこちら。
江戸時代の下級武士が、毎日どんな食事をしていたか?
桑名藩士・渡辺勝之助という人の日記から紹介、解説したものです。
魚の煮付けや野菜の煮物などが並んでいて、うちのふだんのおかずよりよさそう…ですが、野菜の皮もほとんどむかずよけいなゴミも出さず、ナチュラル&ヘルシー&つつましやかな食生活だったことがうかがえます。
やはり、毎日のおかずが大切だなあ…と反省すると同時に
こうした古文書をコツコツと読み解き研究している方がいらっしゃるということにも感銘を受けました。