とつぜんですが、表紙画像とタイトルを見比べてみてください。
お気づきでしょうか…実は、〔 〕が〈 〉になっています。
図書はそれぞれ 〔外国人選手〕 、〔Q&A・資料〕 なのですが、MARC上は〈外国人選手〉、〈Q&A・資料〉。
ルーペが欲しいところですね。失礼いたしました。
MARCのはなし、本日は、この些細なことにも理由がありますというお話です。
原則として、MARCの記述の部分は図書に表示されている通りに入力します。
システム上入力できないものは別として、できるだけ図書にあるまま転記する、がお約束です。
ではなぜ、入力可能な記号である〔 〕をそのまま転記しないのか。
それは、この記号がMARC上特定の意味をもっているからです。
〔 〕は、図書の所定の情報源にない情報を補記したことを表します。
責任表示や著述区分、出版地など、目録上必要な項目なのに表示がない場合、
〔紫式部著〕
とか
〔東京〕
という形で補って入力するのです。
ですので、〔 〕は補記以外では使用しません。図書に〔 〕があった場合は〈 〉に置き換えて入力します。
その他には、
外字を表す【 】
ルビを表すタイトル中の( )
なども〈 〉に置き換えて入力します。