「図書館業務とTRCのサービスメニュー」第1回は、選書業務に関わるTRCのサービスメニューをご紹介します。
TRCでは選書するためのカタログや現物を見て選書して頂ける機会を多数ご用意して、図書館の選書業務をサポートします。
中でも一番手にとって頂いているカタログが、『週刊新刊全点案内』。こちらはその名の通り、前の週に発行された新刊本が網羅的に掲載されています。
発売前の本を取次から配本してもらい、発売日とほぼ同時にTRC MARCが完成しています。『週刊新刊全点案内』は毎週火曜日にお届けします。週平均約1,400点の本を掲載。
書名や著者名、出版社、価格、大きさ、ページ数、NDCなどの基本情報はもちろんのこと、表紙の写真や内容紹介、著者紹介、利用対象、ジャンル、装丁など、選書のための項目を一覧できます。例えば「○○年刊の改題」など、その本の来歴が分かる項目も掲載。これがあることによって、改題前の本の所蔵状況を確認することができるので、限られた予算を有効に使うための判断材料にすることができます。
その他のカタログには、年1回発行している『TRC児童在庫カタログ』などがあります。『TRC児童在庫カタログ』は新刊・ロングセラーを含む、児童書のシリーズ・単行本、約1,500点を表紙の写真、内容紹介付きで掲載しています。
・・・と、カタログをまずご紹介しましたが、本を手にとって選書したいという方には「児童書展示会」「ブックフェア」があります。現物を展示して選書して頂く機会を年に1回、全国各地で開催。会場では様々な企画・イベントを用意してお待ちしています。
現物をみて選書したいけれど、展示会場へ行く時間が・・・という方には、「ブックキャラバン」を。カタログだけでは購入決定しにくい高価格本や専門書、あるいは書店ではなかなか見る機会のない既刊本の現物見本を車に積み、全国の図書館にお伺いします。
リクエスト、レファレンスには、図書館専用ポータルサイトTOOLiの検索機能をご利用下さい。累積約315万件(2011.12月末現在)のTRC MARCを多角的に検索できるので、お探しの本が必ず見つかると思います。
次回は明日、発注業務に関わるTRCのサービスメニューについてご紹介します。