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2012年4月26日 アーカイブ

2012年4月26日

"子"の有る無し ~典拠のはなし~

日々出版される多くの本を見ていると、ある程度の世の中の流れが見えてきます。世論をにぎわせている時事問題、流行っているダイエット法、人気タレントさん、などなど。
先日気になったのは、新島襄の奥さんである新島八重を題材とした本。何冊か続けて目にしました。なんでだろう?と思ったら、2013年のNHK大河ドラマ「八重の桜」の主人公なんですね。


オンライン書店ビーケーワン:新島八重の生涯 歴史物語 幕末のジャンヌ・ダルク


オンライン書店ビーケーワン:新島八重と幕末 会津に咲いた八重の桜


オンライン書店ビーケーワン:新島八重 愛と闘いの生涯
吉海 直人

角川学芸出版(2012.4)
発送可能時間


教育家として、また、日本赤十字社の篤志看護婦として活躍した女性だそうです。
さて、この新島八重。人名典拠ファイルの統一標目を見てみると...

 11000273398-0000 新島八重子

おや?八重子?前掲の本のタイトルには八重とあるが?
では新島八重(子)の場合、典拠作業をするにあたり実際調査した参考資料(人名事典など)ではどう掲載されていたのでしょう? 一部をご紹介します。


「日本人名大事典」平凡社1990年刊 ・・・・・・・・・・・・・ 新島八重子
「幕末維新人名事典」新人物往来社1994年刊 ・・・・・ 新島八重
「日本人名大辞典」講談社(ジャパンナレッジプラス)・・新島八重子


資料によって割れがあります。つまり、どちらの名前でも世の中に周知されていると判断できます。
そこで、このブログタイトルの問題となります。"子"の有る無し。
とくに明治から昭和前期にかけての女性の場合、名前の最後に子を付けて○子と呼称されたり、逆に○子から子を取った形で愛称としたり様々です。(かくいうわたしも「○子」という名前。友達からただ単に「○」と呼ばれることもあります)

女性の名前の最後につけられる"子"の有無、図書や参考資料により形が割れていても、どちらでも検索可能なよう、参照形などを作成し、同じ典拠IDの元にまとめています。


● 新島八重(子)の例
  11000273398-0000  新島八重子
 ←11000273398-4001 新島八重

● その他の例
 11000110806-0000  和辻照
 ←11000110806-0001 和辻照子


*統一標目の決め方についてはこちらをご覧下さい→「統一標目はこうして決まる」  新島八重(子)の場合は、調査した参考資料等において多く用いられている形から、統一標目を「新島八重子」としました。


新島八重子で検索したばかりに、新島八重での本が検索できない(またその逆もしかり)ことのないよう、図書館利用者と本の出会いがひとつでも多くなればと、典拠ファイルは作られています。
(注:女優の渡辺えりさんのように、渡辺えり子からの改名と判明した場合は、相互参照となります)


ところでNHK大河ドラマ「八重の桜」のホームページには、
その姿は後に讃えられる、「幕末のジャンヌ・ダルク」
たとえ「悪妻」と呼ばれようが、"不義には生きない"会津の頑固女!!

と紹介されていました。ジャンヌ・ダルク...悪妻...頑固女、なんだか豪快で胸がすくようです。大いに気になります。

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