子どもの頃に通っていた保育園に、この本がありました。
「あんぱんまん」
(キンダーおはなしえほん傑作選)
やなせたかし(作・絵)
フレーベル館(1976.5)
ひらがなで「あんぱんまん」。出版年は1976年。わたしが読んだのも大体この頃です。
「アンパンマン」としてアニメになるのは、ずっと先のこと。
当時はそれほど有名でもなかった(たぶん)この本が、地方の小さな保育園にあったのは、やなせさんが地元高知県出身の方だからかもしれません。
当時のわたしには「自分の顔を食べさせてあげる」というのがなんだか恐ろしくて、「好きな本」というよりも「怖い本」でした。
絵柄も「可愛い」感じではなかったような。ちょっと暗めで哀しい雰囲気の本だったように覚えています。
今ではすっかり子どもたちのアイドルですね。