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梅雨明けは・相関索引 ~分類/件名のおはなし・42~

いつも天文ネタを書いている気がします。そこで今の季節といえば梅雨です。もっとも沖縄地方は既に梅雨明けしたそうです。早いのに驚いたのですが平年との差は9日早かったということでした。関東甲信地方の平年は7月21日ごろで私の感覚でもそんなものです。沖縄地方並みに早まって欲しいものです。なにしろ梅雨入りも平年より10日早い5月29日でした。5月に梅雨入りと驚いた記憶があります。さて梅雨に関する本はないかと調べてみました。結果は、意外と無いなあ、でした。それでも「梅雨前線の正体」という本が昨年刊行されていました。勿論6月刊行です。さて分類件名を見てみましょう。分類は451.37、件名は「大気」と「気象-日本」でした。451.37は「大気環流.気圧.気団.前線.晴雨計」の分類なので合っていそうです。

しかし「梅雨の話」というようなタイトルから、この分類を探すのは余程注意して451気象学を見ないといけないのではないでしょうか。そんなときに活躍するのが「相関索引」です。NDC9版では「本表編」とは別に「一般補助表・相関索引編」に収録されています。相関索引は通常の索引とは異なった点があります。そのひとつは教育社会学のような合成語は「キョウイクシャカイガク」で検索できるとともに「シャカイガク」からも検索できるようになっている点です。ちなみに「社会学 361」に続いて掲載されているのは「音楽社会学 761.13」「教育社会学 371.3」「芸術社会学 701.3」「言語社会学 801.03」「宗教社会学 161.3」「政治社会学 311.13」「法社会学 321.3」でした。もうひとつが細目表に記載されていない用語を索引語として採用している点です。解説によると、「基本件名標目表(BSH)および国立国会図書館件名標目表(
NDLSH)などの件名標目表や各種書誌などを参照して,できるだけ網羅した」そうです。残念ながら「ツユ」では検索できませんでしたが「バイウ」で探せば「梅雨前線 451.37」が掲載されていました。どうやら「梅雨の話」という本が来ても451.37でよさそうだなと思いました。

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