明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
7月は5件の件名を新設しました。
その中に「鍵盤ハーモニカ」という件名があります。
「こどものベストヒットJ-POP150」
湯川/徹(編曲)
民衆社(2013.8)
「鍵盤ハーモニカ」ではぴんとこない方も、「ピアニカ」といえばわかるのではないでしょうか。
小学校の音楽の授業でおなじみのあの楽器ですね。
わたしが子どもの頃は「メロディオン」と呼んでいました。
それが楽器名ではなく、商品名だとわかるまでには大分時間がかかりましたが...。
なんとなく、鍵盤ハーモニカは子ども用の楽器だという先入観があったので、学年が上がってリコーダーになったときは、ちょっぴり大人になったようで嬉しかった思い出があります。
しかし、今考えてみると、鍵盤ハーモニカの方がいろんな演奏の可能性があるんですよね。
息を吹き込む口の部分も、立って演奏するときにはパイプ状の吹き口を、座って演奏するときにはホース状のものを、と使い分けできますし。
リコーダーと違って和音も出せますしね。
もうちょっと鍵盤ハーモニカの醍醐味を味わっておけばよかったかな、と今更ながらに思うのでした。