「秋」とはいうものの、台風が去ったあたりから「涼しい」ではなく「寒い」感じになってきましたね。本格的に寒くなるのはまだまだこれからなのでしょうけれど、もう職場でもひざ掛けなしには過ごせません。
ひざ掛けはさておき、先日、向いの席の同僚が素敵なスーツを着ていたので聞いたところ、衣替えで発見して「今着ないと機を逃す」と早速着て出社したとのことでした。
フムフム。衣替えですか。
これだけ寒いと「もうとうにやったよ」という方も多いと思いますが、私はまだ中途半端に冬物を出したままです。衣替えついでに自分や家族の不要な服を処分しなければと思いつつも、気に入って買ったものや、古くなった愛用品など、処分するのも気が重くて、ついつい先延ばしになってしまうのです。
そう思っているところに手元に来たのがこの本。
東北の地から届いたハートフルなさき編み love for TOHOKU
Tsubomi(著)
文化学園文化出版局
(2013.11)
デザイナーの野田治美さんと、宮城県東松島市・矢本の女性たちの編み物チームTsubomiによる編み物の本です。「さき編み」というのは布を一定の幅に裂いたり切ったりして、それを毛糸のように編むことによって新たな形にしていく手芸です。裁断されていない布に限らないようで、本の中でもジーンズやTシャツなどの衣類を、バッグやコサージュ,髪飾りなど色々な形によみがえらせています。
なるほど、こうすれば古くなったお気に入りを、新しい形でよみがえらせることもできるのですね。
トライしてみたい!と思うと衣替えに前向きに取り組めそうです。
ちなみに、この野田治美さん、以前にノダハルミのお名前で本を書かれています。
ジャンルは今回の本とはちがって・・・
ジュピター出版
(2002.8)
料理本。
見た目が違う、時としてジャンルも違う。2つ(時にはもっと)の名前を、経歴や参考資料を参照して人力でつなぐのも典拠の仕事です。