わが家の1歳の娘が、はじめてハッキリ口にした言葉。
それは、「パパ」でも「ママ」でもなく、「アーパー!」でした。
...何、それ?と思ったら、「アンパンマン」!
TV放送もまだ見せてなかったのに...(意外にお話が複雑なのです)何故!?と思いましたが、答えはひとつ。娘が通っている保育園は、アンパンマン保育園だったのです。
先生たちがアンパンマン靴下をはいていたり、壁に先生が描いた絵が飾ってあったり、お迎えに行ったら皆でアンパンマン音頭を踊っていたりとアンパンマン尽くし。
家でも、娘が喜ぶのでついついグッズが増えてしまい、最近では寝言で「アーパー...」とつぶやくようになりました。語尾にハートが付いてる気がします。おそるべし、です!
今の子どもたちはみんなアンパンマンの洗礼を通るのでしょうが、私が子どもの頃には、楽しんだ記憶がありません。TV放映が1988年~だそうなので、ちょっと出会うには遅かった。
好き、どころか、子どもの頃はやなせたかしさんの絵柄が苦手でした。
泥臭くて、暗くさびしい雰囲気だと感じていました。
「詩とメルヘン」など、たまに本屋さんでタイトルに惹かれて手にとっても、小学生女子が想像する可愛い「メルヘン」とは、かけ離れたタッチの絵にがっかりしたものです。
そんなやなせ先生のことを「すごい」と思い始めたのは、大人になってからでした。 → その2に続く