地図といえばゼ●リン、ではなく生まれも育ちも千葉の私にとっては、地図といえば「伊能忠敬」です。というのも、小学生のときに郷土の偉人シリーズのような伝記読み物の注文書が学校から配られ、なぜか母が津田梅子と日蓮、そして伊能忠敬を注文してくれました(このチョイスのポイントはなんだったのか... 謎です)。これが伊能忠敬との出会いでした。それから数十年、去年は「伊能図大全」で伊能忠敬に再会しました。
Q.
「伊能図大全」のMARCで、責任表示の伊能忠敬が〔 〕で括られているのはなぜですか?
A.
「日本目録規則」1987年版改訂2版に
2.0.3.2B 所定の情報源以外から得た書誌的事項は,補記の事実を示すため角がっこに入れて記録する(後略)
とあります。つまり、所定の情報源、責任表示の場合は標題紙・奥付・背・表紙になりますが、この四つの情報源のどこにも「著者伊能忠敬」というような表示がなかったということです。表示がなかったからといって、伊能図の責任表示に伊能忠敬を入力しないと、「伊能忠敬」で検索しても「伊能図大全」にたどりつけなくなってしまいます。
伊能図なんだから伊能忠敬が責任表示に入るのは当たり前、わざわざ〔 〕なんかで括らなくてもいいじゃない-いえいえ、目録規則に「補記の事実を示すため」とあるように、情報源になかったことを示すためにも〔 〕は必要なのです。
〔 〕は責任表示だけではなくさまざまな書誌的事項を補記する際に用います。こちらの記事もご覧ください。
■「伊能図大全」関連情報
江戸川区立西葛西図書館では「伊能図大全」展示を1月末まで実施中です。