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食わず嫌いを克服! ~今年こそ読んでみたい本~

こんにちは。新刊目録の伊藤です。2014年となって、早2週間。
「年間で何冊読む」「あの本を読む」など、読書に関する目標を立てた方も沢山いらっしゃると思います。私も読みたい本を書き連ねてみたのですが...何故でしょう。毎年同じタイトルを掲げている気がします。

1月木曜日のテーマは「今年こそ読んでみたい本」です。

教養の無さをさらすようで恥ずかしい限りですが、正直に申し上げます。
実は私、夏目漱石作品をほとんど読んでいません。2作品読んで「あ、この作家苦手」と思ってしまった、典型的な食わず嫌いです。

通読できたのは「こころ」と「それから」だけ。(どちらも学校の課題でした。)
「吾輩は猫である」も「坊っちゃん」も途中で投げ出し、「神様のカルテ」をきっかけに買った「草枕」は完全に机のオブジェ。

だって、主人公にイライラするんだもん...
などと言っている場合ではない。と、思いなおしました。2014年とは特に関係がありませんが、今年こそ、夏目漱石作品をしっかり読んでみようではないか。

目標は全作品読破!
と言いたいところですが、いきなりそれは少々ハードルが高いのでは...という内なる弱気な声にしっかりと耳を傾けつつ。
手始めに今年は、いわゆる「前期三部作」「後期三部作」の計6冊を読んでみたいと思います。(この際「それから」「こころ」も再読しましょう。)

という訳で...
まずは三部作がどれとどれとどれだったか、調べるところからスタートです。

コメント (2)

原田淳子:

私も高校の課題で「それから」を読んだものの、まったく面白いと思えず、日本を代表する文豪の作品なのに…とガッカリしたものです。漱石にガッカリなのか自分にガッカリなのかもよくわからなかったです。

その後、大学の先生に「私の個人主義」をすすめられて漱石に再チャレンジ。そしたら「漱石、かっこいい!」と思えたのでした。その後「行人」など読みました。「それから」より面白く読めました。

明治の小説ですから、今の感覚でそのまま読んではダメだなと思います。「私の個人主義」には、当時の日本人の様子や、漱石が問題だと思う点がシンプルに書かれていたので、「あー、だからこういう小説が書かれて、人気が出たのかー」となんとなく納得いったのでした。

そんなわけで「私の個人主義」おすすめします。

新刊目録 E.I. :

原田さんコメントありがとうございます。
高校時代まったく面白いと思えなかった…というところには「私だけじゃなかった!」と、ちょっと安心してしまいました。
「私の個人主義」読んでみます!まだ手をつけていない目標の6冊より先に。
おすすめ作品のご紹介、そして明治文学を読む際のアドバイス、ありがとうございました!

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