今年2014年はブラジルでFIFAワールドカップが開催されます。サッカーにさほど詳しくない典拠班木内が、サッカーW杯で思い出すこと、それは「シャビとチャビ」。タイトルだけみると仲良し兄弟がでてくる絵本?のようですが、サッカー好きな方にはピンッときたはず。はい、「シャビ」と「チャビ」は同一人、スペインのサッカー選手の名前です。
典拠ID 漢字形 カナ形
統一形 12000256071-0000 Xavi シャビ
記述形 ←12000256071-0001 シャビ
記述形 ←12000256071-0002 チャビ・エルナンデス
記述形 ←12000256071-0003 チャビ
西洋人名の典拠方法によって決められた統一形(アルファベットの形)のもとに、図書に記載された記述形「シャビ」及び「チャビ」等が同一IDの枝番としてまとめられています。
なぜこの「シャビ」と「チャビ」に思い入れがあるかといえば...
シャビ(チャビ)を知ったのは前回のW杯2010年南アフリカ大会でした。シャビっていう良い選手がいるけど、なんだかもうひとり似た選手のチャビってのがいるね?兄弟?でも背番号は同じだけど?と眉間にしわが寄りました。というのも、テレビ・新聞・雑誌・Web各メディアで「シャビ」と書かれたり、「チャビ」となっていたり、表記に統一がみられず同一選手と判断できなかったからです(...きっとサッカーに詳しい人ならこんなことはないのでしょうが...)。後に同一人と分かった時、典拠班メンバーとしては「ハッ!まとめなければ!まとめたい!これは大変だ!」とハラハラ。
外国人の姓名の発音違いや翻訳による表記違いはよくあること。それは図書以外にも当然あることなのですね。しかし図書目録の世界では人名典拠がなされているので、こんな表記ワレも問題なしです。典拠ファイルを活用した図書検索(著者・人名件名など)ならば、「シャビ」だろうが「チャビ」だろうが、もれなく検索することができます。
ちなみに、Wikipediaによると「チャビ」はカタルーニャ語での発音に近いそうです。