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ジとズのはなし

こんにちは。データ部新刊目録 大谷です。

月末にお届けしている「MARCや検索のはなし」。
今回は、「ヂ」「ジ」と「ヅ」「ズ」についてのお話です。

図書館目録の標目の片かな表記について、「日本目録規則 1987年版改訂3版」の後ろのほうにある「標目付則」には、このようにあります。


標目付則 1.片かな表記法 より

1.1.3 二語の連合または同音の連呼によって生じた「ヂ」「ヅ」は「ジ」「ズ」と表記する。
     ちかぢか   チカジカ
     磯づり    イソズリ
     かなづかい  カナズカイ
     ちぢむ    チジム
     つづり方   ツズリカタ


これにしたがって、TRC MARCでも、標目の片かなは「ヂ」「ヅ」を使用せず、すべて「ジ」「ズ」で入力しています。

こんなのも、
底力   ソコジカラ
手続き  テツズキ
ものづくり  モノズクリ

人名・団体名も同様
手塚治虫    テズカ,オサム 
ブリヂストン  ブリジストン  となります。

 この規則を知っていれば「短い」はミジカイだけど「身近な」はミヂカナかな?などと迷うこともなく便利な面もありますが、図書館利用者の皆様にまでこの規則を周知するのは難しいかもしれません。「片づけ」の本をカタカナで検索したらうまく出てこないのはなぜかしら...。

そこで、先月お話しした「正規化」。検索システムの働きで「ヂ」と「ジ」、「ヅ」と「ズ」はそれぞれ同じものと判断して探すよう設定しておけば安心です。「村上ラオ」のようなタイトルがあったとしても「ムラカミラオ」「ムラカミラオ」どちらでもOKとなります。


2014022802.jpg


※雪も残ってまだまだ寒かった先週のこと、自宅のクロッカスが突然つぼみを出し、元気に花を咲かせました。

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