図書の著者や、CD演奏者・DVD出演者などの
典拠ファイルを日々作成しています。
各種の資料を調べていく中で、名前の由来を知ることがあり
「へーそうだったのか!」と思うこともしばしば。
「トム・ソーヤーの冒険」「ハックルベリー・フィンの冒険」などの
著者マーク・トウェイン(本名:サミュエル・ラングホーン・クレメンズ)
ディズニーランドの蒸気船で馴染のある方も多いかもしれませんね。
Twain,Mark
1835年ミシシッピー川沿いの開拓地に生まれ育った彼は、
12歳の時父が急死、印刷所の植字工見習を経て
1857年少年時代からの夢だった蒸気船の水先案内人になりました。
「マーク・トウェイン」とは水先案内人の用語、
水深2尋(ひろ)=12フィートのことで、蒸気船の安全航行水域を意味し、
水先案内の経験のある人には最も快い響きをもつ言葉だったそうです。
彼にとっても誇り高き名前だったのですね。
その後彼は、新聞記者、講演家、作家となっていくわけですが、
参考資料の「集英社世界文学大事典」では、
彼の生涯を6ページにわたって興味深く知ることができます。
次回ディズニーランド「マーク・トウェイン号」に乗船の際には
作家「マーク・トウェイン」に思いをはせてみてはいかがでしょうか。
また、報道写真家ロバート・キャパ(Capa,Robert)
のパートナーであるゲルダ・タロー(Taro,Gerda)
については昨年横浜美術館で開催された
「ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家」
を見に行った際に、「タロー」はキャパと親交のあった
画家・岡本太郎に由来する説があることを知りました。
海外でも岡本太郎は影響力があったようです。
では名前にまつわるお話はいずれまた...。