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「1冊(ページ付なし)」と「1冊」~MARCや検索のはなし~

月末にお届けしているMARCや検索のはなし。
今回はページ数の項目 「1冊(ページ付なし)」 と 「1冊」 についてお話ししたいと思います。


「1冊(ページ付なし)」は、図書にページ付=ノンブルがないときに入力します。
画集や写真集などには、ページ付がまったくない図書が結構あります。

これに対して「1冊」は、図書にページ付はあっても、それを採用しないときに入力します。
ページ付はないわけではないので、「(ページ付なし)」は入れません。


たとえばこんなとき。

*本文のページ付が4種類以上にわたるとき

3種類までのページ付は 「16,932p」 のようにコンマで区切って入力しますが、4種類以上あるときは「1冊」としています。
日本目録規則に 「ページ数の記録が煩雑にわたるときは、「1冊」と記録」(2.5.1.2B) とあり、TRCでは4種類以上のページ付を煩雑とみなしているためです。


*ノンブルのない本文が1/4以上にあり、最終ノンブルの記録では意味をなさないとき

200ページある図書なのに、ノンブルは90まで。これを 「90p」 と入力すると、MARCと実際の図書とのイメージが違ってしまいます。
「90ページだから薄めの本だよね」と思って棚を探すと、うまく見つけられないかも。
この場合も「1冊」と入力しています。

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