こんにちは、典拠の半澤です。
9月のテーマ「時代モノ」最終回です。
家の中で紛失してしまい、どうしても読みたくなり最近もう一度買ったのがこれです。
宮部みゆき(著)
新潮社(2014.8)
事件の発端や解決のヒントに食べ物が出てきます。おいしそうな物の出てくる話が好きで、「大草原の小さな家シリーズ」でも「ぐりとぐら」でも何でも来いですが、江戸時代の食べ物の話も大好物。
豪華な一品でなくても、主人公が何気なく食べているものが気になります。
同時に、身に付けるものや銭湯など風俗が分かるようなものも好きです。
杉浦日向子(著)
PHP研究所(2006.5)
これも持っているのを忘れて2冊買ってしまったのでした。
自宅の本棚の散乱ぶりと記憶力の無さに我ながらビックリです。
歴史小説ではなく対談集ですが、いろいろ想像しながら寝る前にポツポツ読むのが至福のひととき。
憧れの恰好は懐手(ふところで)。お上品ではないが格好良い!
腕を袖を通さずに懐に入れておく状態で、力の抜けたブラブラ感にひかれます。
和服でなければできないけど、現代で着るような豪華なのでは多分ダメで、着続けててろてろになった古着が似合いそう。
小説の挿絵でも漫画でも懐手になっていると「おっ」と思い旅館で浴衣になったときなど真似してみますが、手を入れるところを間違ったようにしか見えない...。
もっと新作が読みたいなと思った人のひとりでした。
杉浦日向子の夭折が本当に残念です。