今回は典拠の参考資料のご紹介です。
これは、典拠作業時に資料調査の結果を書き込むための用紙です
(西洋人の例)。
1人の著者について様々な資料を調べ、綴りや読みがどのような形で載っているかを書きとっています。
典拠ファイルの見出しの形=統一標目は、原則は最初に目録を作成する図書に表示されている形から作成しますが、歴史上の人物や著名な人は別。
人名辞典など、参考資料において多く用いられている形が優先されます。ここで上の調査票の出番。
白紙の調査用紙を準備して、さあ調べるぞという時、最初に見るのがタイトルにある「レファ」です。
典拠班では「レファ」と呼んでいますが、正しくは、「人物レファレンス事典」(日外アソシエーツ)です。
ある人物が、数十種の事典・辞典にどのような形で掲載されているかを見ることができ、日本人・東洋人・西洋人に分かれています。
定番のレファレンス・ブックであり、「使ったことある!」というかたも多いのではないでしょうか。
「レファ」でどの事典に載っているか、図書にある形と別の名前などで載っていないか、を調べてから、載っていることが分かった実際の事典にあたれば無駄なく調べられるため、「いちばん最初に見る資料」となっています。
調査用紙も先頭に「レファ」が。
棚の「レファ」の皆さんたち、使いすぎて崩壊寸前です。
現在はweb版「日外e‐レファレンス・ライブラリー 人物レファレンス事典」がある為、冊子を使うことはあまりなくなりました。
今は静かに休憩中です。