こんにちは。新刊目録の望月です。
今週何度も触れていますが、『週刊新刊全点案内』(以下「新刊案内」)2000号が刊行されました。メモリアル号(といっても中身は変わりなし)、お手元に届きましたでしょうか。
今回の「新刊案内」ふりかえり企画では、「新刊案内」の作り方をご紹介します。
あまり知られていないですが、「新刊案内」の編集もデータ部で行っています。
以下簡単に流れを説明します。
①毎日、前日に入力・チェックしたMARCから「新刊案内」形式のゲラを作成、プリントアウトして手分けして校正。
②週に1回(金曜日です)、5日分のデータをまとめて新刊案内の配列にし、レイアウトが崩れていないかなど全件を再度確認。
③書誌情報以外のページ、巻頭の「お知らせ」「ベル・SB・新継続一覧」「索引」も同時に作成し確認。
④すべて終了したところで、データをまとめて印刷会社に入稿。〆切り時間が決まっているので、いかにミスなく滞りなく進められるかが勝負です。
⑤印刷会社で印刷・製本。
⑥月曜日に弊社に搬入、発送。
⑦火曜日、全国の図書館に到着。
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①②につきましては、以前のこちらの記事(「新刊案内も作ってます」「眼精疲労と戦います」)に詳しいですが、実務作業としては幅を伸ばしてレイアウトを整えるとか、文字を詰めて一行に収めるとか、細かい作業の連続です。これを毎日繰り返し、週に一度のまとめの日を終えるとへとへとになります。しかし、週が明けると完成した「新刊案内」が手元にやってくる。きれいに印刷された誌面を見ると、手塩にかけて作ったMARCが冊子の形になることで、たくさんの方の目に触れるようになる。そんな喜びを感じてうれしくなります。