これから毎週月曜日、3回にわたって雑誌データについてご紹介いたします。
データ部では、2008年より「雑誌データ」の作成を開始しました。
ご紹介の第1回目は、データ作成対象と目次情報について。
TRCの雑誌データが対象としているのは、いわゆる「商業誌」で、2017年4月末現在で約3,600誌。
そのうち目次情報を採用しているものは、470誌です。
「出版不況」などと言われながらも、雑誌はどんどん創刊されているので、その数は日々増加しています。
一方で、終刊・休刊もまた多くあります。
ひと口に雑誌といってもさまざまな種類がありますが、例えば、学術誌・大学の紀要といった直販のみの雑誌は、TRCでは作成対象としていません。
こういうタイプの雑誌はデータ作成用の事前入手が難しいため、図書館での受け入れに間に合わないという理由からです。
従って、データ部で見かける顔ぶれは、総合誌・女性誌・趣味系専門誌・業界誌・テレビ番組のテキスト・コミック誌など、街の本屋さんやコンビニに置いてあるような、「あ、見たことある」というおなじみの雑誌がほとんどです。
でも、なかなか書店で見かけないような専門的な雑誌もあります。
公立図書館でよく購入されている雑誌には目次情報を採用しております。
TOOLiの雑誌検索画面にある「キーワード検索」で、雑誌の特集タイトルや目次の全文検索ができます。
目次を隅から隅まで全文入力しているので、気になる人物や、話題のモノ、事件についての記事を探すのに活躍します。