こんな異常気象、体験したことない!...そんなことが、たびたび起こる昨今の日本。記憶に新しいところでは、「平成29年7月九州北部豪雨」と命名され、福岡県・大分県を中心に多大な被害をもたらした集中豪雨がありました。この豪雨により被災された皆さまにお見舞いを申し上げます。
TRC本社が位置するここ、東京都文京区でも、3日ほど前に「えっ?!」と驚くような気象現象に遭遇しました。空がどんどん暗くなり、強風と横殴りの雨、雷もすごい。嵐だ...と思っていた次の瞬間、バラバラバラバラ...と何かが窓ガラスに激しくぶつかる音。慌ててガラス越しに外を見ると、テラスにゴロゴロと氷の塊が...。...雹でした。こんな大きな雹を見たのは、人生初めてかも。その後、ここ近辺で撮影された動画をいろいろと見ましたが、本気で身の危険を感じ、地球大丈夫か?!と思ってしまいました。
さて、NDCにおける雹の分類は451.65となります。あられ、みぞれの分類も同じです。雹とあられとみぞれの違いって?...調べてみました。まず、雹とあられの違いは、その氷の大きさの違いだけだそうです。5mm以上のものが雹(この前の雹は余裕で3cm以上あったように思います!)、5mm以下のものがあられ、とのこと。みぞれというのは、雨にとけかかった雪がまざって降るもののことだそうで、気象学の分類上は雪になるようです。あれ?NDCの分け方と違いますね。(雪の分類はNDCでは451.66です。)
今回の雹、幸い大きな人的被害は出なかったようですが、これがもし災害となり、気象庁からその報告書などが出版されれば、451.98の気象災害誌の下に、地理区分を付与して分類されることになります。豪雨のような異常気象についても、雨という現象を扱った本であれば451.64に分類されますが、九州北部豪雨関連の本は、451.9819(最後の19は九州地方を表す地理区分)の下に分類されます。
梅雨も明け、今度は本格的な台風のシーズンが到来します。どうか、甚大な被害をもたらすような台風がやって来ないことを、切に祈ります。