新年度に向けて本の刊行数がじわじわと増えてくるこの時期。
学年の上がる新学期に向けて、出版社さんが力を入れて多種多様な児童書や教育書を作るのも毎年恒例です。幼い頃からさまざまな本に出会う手助けをするために、TRCでは児童書のMARCに独自の工夫を凝らしています。今回は「児童用内容紹介」についてご紹介します。
通常の内容紹介に加え、子どもが自分で本を選べるように対象年齢にあわせた言葉遣いで内容を紹介するのが児童用内容紹介です。まだ習っていない漢字にふりがなをつけたりもしています。たとえば、
ではMARC内でこのように並んでいます。
~内容紹介(通常)~
頭からつま先まで、骨のしくみや役割をわかりやすくビジュアルで解説。動物との比較や簡単にできる実験コラムなどで、自分の骨や体への興味が深まる。実物大の全身骨格ポスター付き。
~児童用内容紹介~
立ったり、歩いたり、ジャンプをしたり、しゃがんだり、自転車に乗ったり、名前を書いたり...。いろんな動きができるのは、わたしたちのからだに「骨格(こっかく)」があるからなのです。動きのしくみや、形状(けいじょう)のわかりやすさにこだわって解説(かいせつ)した、骨(ほね)のビジュアル図鑑(ずかん)。
できるだけ多くの本が、子どものやわらかくなんでも吸収する目に留まることを願いながら...。