今年、東京の10月はお天気のすっきりしない日が多いのですが、それでもときどき見られる空の高さには心癒されます。
遠くに思いを馳せてみたいような...。
とはいえ日々の生活はあわただしく過ぎていき、気づけば今年もあと2カ月ちょっと。
そんな折、会社でこんな本を見かけました。
「プーさんと一緒にマインドフルネス」
この本の件名は「クマのプーさん」...ではなく、「マインドフルネス」です。
(ちなみに、「クマのプーさん」も作品件名として存在します)
「マインドフルネス」とは「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向けて、評価をせずにとらわれのない状態でただ観ること」とのこと。
ためしに件名から検索してみたところ、ここ3年程は毎年40件前後がヒットしました。
コンスタントに関連本が出ています。
「今ここ」にフォーカスした心の状態、またそうした状態に至る技法を扱ったものということで、一般的な「マインドフルネス」の考え方について解説したものは心理学の中、146.8(カウンセリング.精神療法[心理療法])に分類しています。
認知行動療法などの心理療法に取り入れられているものもあり、これはもう少し深く146.811。
ストレスの低減や集中力向上などの実際的な利点が強調される場合も多く、マインドフルネスで心の健康を...という場合は498.39(精神衛生.健脳法)に分類しています。先のプーさんの本もここに入りました。
マインドフルネス自体は宗教色は薄いのですが、もとをたどれば仏教の瞑想に由来するようです。逆輸入(といっていいのか?)されたかたちで仏教的な立場からの著作も見られます。こちらは仏教に分類し、件名の順番としては2番め以降に付与しています(第1件名は「仏教」。)
放っておけばどんどんと先回りして焦ってしまうアタマを意識的に止めてリセットしてみる。なかなか効果的かもしれません。