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空飛ぶ旅して国を知る

今日は「週刊新刊全点案内」2087号の発行日です。
掲載件数は1063件でした。

*こんな本がありました*


『ニルスのふしぎな旅』と日本人 スウェーデンの地理読本は何を伝えてきたのか

村山朝子(著)
新評論(2018.11)


この本を見かけて、私の頭の中には真っ先にかつてNHKで放映されていたアニメ、「ニルスのふしぎな旅」のオープニングソングが流れました。(年齢がバレる。)
ガチョウの背中に乗って、ガンの群れと一緒にラプランドを目指して旅を続ける...。毎週ワクワクしながら見ていたことを思い出します。
そういえば、アニメでしか見たことがなく、訳された物語を読んだことなかったな...そう思いながら、サブタイトルに目をやると、「スウェーデンの地理読本」と書いてあるではありませんか。え?「地理読本」?どういうこと?

そして初めて知りました。「ニルスのふしぎな旅」の作者は、スウェーデンを代表する女流作家、セルマ・ラーゲルレーヴ。彼女が、スウェーデンの国民学校教員協会からの依頼を受けて、国土理解を目的とした小学校で利用する「読本」として創作した物語が「ニルスのふしぎな旅」なんだそうです。
アニメのニルスを見てしばらくたった頃、おはなしの中の場所だと思っていたラプランドが実際にある地名だと知って驚いた記憶があるのですが、そもそもの成り立ちが「地理読本」なんだから、出てくる場所がすべて実在であることは当然のことだったんですね。


今年は、初めて「ニルスのふしぎな旅」が邦訳されてからちょうど100年だそうです。ちなみに、初邦訳時のタイトルは...
「飛行一寸法師」。絶妙!! 
こういう、大正時代くらいに無理矢理邦訳されたタイトル、大好きです。

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