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2019年4月 5日

新天皇即位に伴うMARC等の訂正につきまして

いよいよ新元号「令和」が発表されましたね。

ちょうど桜の綺麗な季節で、
典拠(日頃ニュースで見ない身近なワードに典拠班が大いに沸きました)が日本最古の歌集である万葉集。

「日本」というイメージを、強く感じるのは私だけではないはずです。

さて、そんな晴々しい世間を横目に見つつ、典拠班は現在、週刊新刊全点案内2105号(4/2発行)でご案内した「新天皇即位に伴うMARC等の訂正」に向けて全力疾走中です。

今回は、こちらの方々の典拠ファイルの統一形が変わり、MARCにも訂正が入ります。

訂正前 訂正後
天皇 →上皇陛下
皇后 →上皇后陛下
皇太子 →天皇陛下
皇太子妃 →皇后陛下
敬宮愛子 →愛子内親王殿下
秋篠宮/文仁 →秋篠宮皇嗣殿下
秋篠宮/紀子 →秋篠宮皇嗣妃殿下

訂正後の名称に「陛下」「殿下」などが入っているのは「日本目録規則 2018 年版 #6.1.5.7 天皇・皇族の名称」に準拠したためです。

ぱっと見でも関連書籍が多そうとみて頂けるかと思いますが、その通りです。こちらの方々が責任表示、個人件名として含まれているMARCは図書だけでも400件を超えます。しかも、今まさに急増中です。

お問い合わせを頂く機会が多いので、データ部ログでも簡単にQ&Aを載せてみます。

Q.統一形を訂正するとどうなるの?

A.現在の皇后陛下美智子さまを例にすると、美智子さまについて書かれた本の4月までのMARCの個人件名は「皇后」。5月以降、美智子さまについて書かれた本は「上皇后陛下」という新しい名称が個人件名になります。5月以降のMARCでは最新の名称で検索することが可能になります。

Q.図書館でも何か対応が必要ですか?

A.4月以前にご提供したMARCの個人件名は「皇后」のままですので、5月以降美智子さまに関する図書全てを「上皇后陛下」で検索可能にするためには、図書館で蔵書データに修正を加えて頂く必要があります。

Q.何百件も手作業で修正しなければいけないの!?

A.TRC MARCや周辺ファイルには、絶え間なく様々な更新がかかっています。そうした更新をもれなく蔵書データに反映していただくために「更新データ」という仕組みがあり、図書館システムに更新データを取り込むことで、簡単に間違いなく全ての修正を蔵書データに反映していただくことができます。

訂正の詳細については、週刊新刊全点案内2105号(4/2発行)に同封の「2019年5月新天皇即位に伴うMARC等の訂正につきまして」をご覧ください。TOOLiの「お知らせ」にも同じ内容を掲載しております。

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