こんにちは。
前回・前々回と新規公開機関を紹介してきましたが、今回は、もともとADEACで公開されていて、最近新たな資料や機能が追加された機関4つを厳選してご紹介します。
◇『NPO長野県図書館等協働機構/信州地域史料アーカイブ』(3月1日追加公開)
画面を大幅にリニューアルし、資料を探しやすくなりました。「キーワード」「エリア」「年代」の3つの観点から資料を探せる画面や、テーマに応じて調べものに役立つ資料をまとめたパスファインダーを新設し、画面の使い方や調べ物の仕方についてのQ&Aコーナーも充実させました。
また、コンテンツ「信州の教育文化遺産 大正~戦前」と、長野県内のデジタルアーカイブの一覧表・リンク集を追加しています。長野県についての調べ物をする際の起点としてご利用ください。
◇『守谷中央図書館/わたしたちの守谷市』(3月6日追加公開)
トップページで、守谷中央図書館の上空120メートルからドローンで撮影した、守谷市の360度パノラマ映像をご覧いただけるようになりました。主要な施設や遠方の山などには名前が表示されます。自由に動かしたり、拡大・縮小することもできます。
また、今回の更新では、昭和44年から平成3年まで『広報もりや』に掲載されていた「郷土の歴史」をデジタル化いたしました。守谷市の歴史にかかわる幅広い話題について、索引・目次から気になる箇所を選択してご覧いただけます。
◇『大網白里市/大網白里市デジタル博物館』(3月9日追加公開)
トップページに大網白里市の魅力を凝縮したオープニングムービーが表示されるようになり、「美術館」機能に「作品解説」画面が追加されました。
また、大網白里市が刊行している文化財ガイド「先人往来」に掲載されているウォーキングコースの中から、「県政発祥の地めぐり」「上総道学の地めぐり」「篆刻の巨匠めぐり」の3コースをグーグルマップを利用して公開しました。現地でのガイドとしても、Web散歩ができるコンテンツとしてもご利用いただけます。
◇『長柄町/長柄町デジタルアーカイブ』(3月29日追加公開)
史跡「長柄横穴群」の関連資料を中心として長柄町の歴史資料を公開しています。昨年10月には横穴墓の360度パノラマ画像が公開されました。
今回の更新では横穴墓の解説動画とマンガ(日本語・英語)が追加されました。横穴墓についての基本的な学習や、日本語以外を母語とする方への説明にご利用いただけます。
これ以外にも、文化財の解説やデジタルマップなどでも日本語・英語を併記しています。そちらも併せてご覧ください。
以上、いろいろなアプローチで進化を続けている4機関をご紹介しました。3週にわたりお届けしてきた「ADEAC春の公開情報」も今回で最終回となります。
今後もADEACは、日本中の地域資料をどんどん公開していきます。研究や調べ物はもちろん、連休の旅先に関する情報を探すのにもご活用ください。