こんにちは、データぶー子です。
TRC MARCでは、漢字にあまりなじみのない子どもたちにも、もっと本に親しんで欲しいという思いから、「児童用内容紹介」というものを入力しています。
児童用内容紹介とは、従来の内容紹介とは別に、児童(小学生・中学生)が読むことを想定して、わかりやすくした内容紹介のことです。絵本を含む児童書を対象に入力しています。
紹介文中の漢字はなるべくその図書の対象年齢にあわせた漢字にし、対象よりも難しい漢字を使用している場合は、ルビをふったり、ひらがなにしたり、読みやすくなるように工夫しています。
例えば「職員室の日曜日 図書魔女ちゃんとバクちゃん」という児童書の場合、従来の内容紹介ですと、
「ここは、せんねん町の、まんねん小学校。「図書館のおとまり会に遊びにきてください」という手紙を受け取った職員室のなかまたち。夕方、みんなで図書館へでかけてみると...。日曜日シリーズ。」
こんな感じ。それが児童用内容紹介では、
「日曜日の職員室(しょくいんしつ)。金庫(きんこ)のおなかの中に、1まいの紙が...。「こんや、図書館(としょかん)で子どもたちのおとまり会をします。みんなも遊(あそ)びにきてください」と書かれた手紙を読んだ、職員室のなかまたちは、夕方、図書館へ出かけます。手紙を出した図書魔女(まじょ)ちゃんに、みんながたのまれたこととは?」
どうでしょう? 児童用内容紹介の方が親しみやすく、わかりやすい文章になっていませんか?
通常の内容紹介は選書のための情報として、児童用内容紹介は子どもたち自身が本を選ぶための手がかりとして、お役に立つことと思います。