明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
3月は10件の件名を新設しました。
そのうちのひとつに「神棚」がありました。
母方の実家が商売をしていたので神棚がありました。
当時、幼児の私の視線ではお宮を載せている台しか見えないため
棚板からあふれんばかりの植物がせり出していて ←榊です
毎朝高いところにご飯やら水やらのっけているし ←神饌です
しかも火花飛び散る石も置いてあるしで ←これは切火用の火打石、なぜか定位置でした
いつか板ごと落ちてくるんじゃないかと
勝手にヒヤヒヤしていました・・・
JapanKnowledge日本大百科全書によると
「神棚」は
各家庭の屋内に設けられた常設の祭場。その場所としては、
座敷や出居(でい)など接客用のハレの場にあるものと、
いろり端や台所など家族の生活の場にあるものとがある。(以下略)
そういえば神棚どこに設置してあったっけ・・・
怖かった印象はあるけれど記憶は曖昧。
そこで母に尋ねることにしました。
いつもなら近いので直接会いに行ってしまうのですが
このご時世なのでメールです。
「実家の神棚ってどこにあったか覚えてる?」ときいてみたところ
台所ともう一つ神棚の専用部屋があり2つあったことが判明。
辞書の通りハレと生活の場にあったのか、と驚いてしまいました。
母には何の前触れもなくメールをしてしまったので
急に神棚に興味を持ちだして
精神的に弱っているのかと思われたらしく
結びの一文は
「ちゃんと換気しなさい」でした。
特に弱ってはいないのですが、週末は窓全開で換気しました。