皆様こんにちは。AS(学術情報ソリューション)の入江です。
今回は2020年4月以降に大きなリニューアルを遂げた機関についてご紹介します。
◇『船橋市西図書館/船橋市デジタルミュージアム』(4月15日追加公開)
以前から多種多様な資料を公開しているアーカイブでしたが、トップページのデザインが大幅にリニューアルされました。また、それに伴い、地図・時代やキーワード・カテゴリから資料を探す機能が追加され、使い勝手が大きく向上しました!
デザインが変更されただけでなく、興味深いコンテンツもいくつも追加されています。
「船橋市所蔵作品」のページでは船橋市が所蔵する美術品約500点を作家の解説と合わせてご覧いただけます。名だたる芸術家・政治家・文化人の作品をお楽しみください。
「船橋の野外彫刻」のページでは市内各地の野外彫刻をご覧いただけます。それぞれの所在を地図上に示しているので、画像を見てオリジナルの作品を見たくなったら地図を頼りに尋ねて行けます。
こちらのアーカイブについては市が使い方の動画等をまとめたページを公開しているので、ぜひそちらもご覧ください。
◇『徳島県文化の森総合公園/とくしまデジタルアーカイブ』(4月17日追加公開)
徳島県立図書館の資料を主に公開するアーカイブでしたが、4月から徳島県立文書館・徳島県立博物館・徳島県立鳥居龍蔵記念博物館・徳島県立近代美術館が加わって「徳島県文化の森総合公園」の総合デジタルアーカイブとしてリニューアルしました。
各館のページでは様々な切り口から資料を紹介しています。横断的に資料を探したい方は全体のトップページにある入り口から資料分類・テーマごとに各館の資料をまとめてご覧いただけます。
目玉になる資料が多すぎてとても紹介しきれないので、この記事では個別資料の紹介は控えます。ぜひご自分の目で気になる資料を探してみてください。
どこから見ようか迷った方は、博物館や美術館が公開している紹介ページを参考にしていただけるかもしれません。とても見やすくまとめてくださっているので、ぜひご一読を!
徳島県立博物館の紹介ページ、徳島県立近代美術館の紹介ページ
◇『美馬市立図書館/美馬の記憶 デジタルアーカイブ』(8月1日追加公開)
資料の追加に伴い、ページを見やすく・使いやすくリニューアルしました!
今回の更新で追加された「美馬市の昔の写真」は、市民の皆さんからお預かりした明治・大正・昭和時代の美馬市内の写真229枚を公開しています。1枚1枚の写真の撮影地を記録して地図上に表示しているので、地域学習などにもご利用いただけます。
もう1つの追加資料である「文政元年 脇町分間絵図」は、近世後期のこの地域を描いた絵図の高精細画像をgoogleマップと重ねて表示・閲覧できるコンテンツです。豊かさの象徴として知られた「うだつ」が並ぶ町並み(重要伝統的建造物群保存地区)もばっちり範囲に含まれています。地図を見ながら現在位置を表示することもできるので、美馬市を訪れた際は町歩きにご活用下さい。
今回の紹介は以上となります。
ADEACに掲載された資料は、最近相次いで公開された、日本文化関連資料のプラットフォーム「Cultural Japan」やジャパンサーチ正式版からも検索していただけますので、どうぞご活用下さい。