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ページ付いろいろ

TRC MARCはデータ作成時、メジャーを使用して本の高さを測ります。選書の際、書架に入るかどうかはこのサイズから把握できますが、厚みに関してはページ付からだいたい推測することができます。

ページ付の種類は実に様々です。
シンプルに1種のみの場合も、ページによって振られていたりいなかったり、デザイン性が高すぎて探すのに苦労することもしばしば。
図書によってはページ付そのものがないものもあります。アート本など、ページ全体に写真や絵が広がるタイプに多く見受けられる印象です。図書中のどこにもページ番号がない場合は、「1冊(ページ付なし)」として入力しています。

似たような形に「1冊」もあります。
本文のページ付が複数種あれば〈16,202,30p〉といった具合に「,」で区切って入力しますが、これが4種類以上あり煩雑な場合、もしくはノンブルのない本文が図書の1/4以上あり、その数ではあまり意味を成さない場合は「1冊」とします。

本文の核心的な内容にふれた文章がある場合は、前付のように見えても本文として扱います。〈10,215p〉といった形で表すため、1万ページ!?とびっくりしてしまいそうですが、本文が2種類あることを示しています。ご安心ください。

コメント (2)

通りすがりのネコ:

しがない図書館屋をやっております。

小学校の「まち探検」や「公共施設巡り」で図書館見学に来た小学生の質問で、時々「一番厚い本は何ですか?」とか「ページ数が一番多いのは何ですか?」とか「一番大きな本は何ですか?」という質問を受けます。

広辞苑みたいに紙が薄いものだとそんなに厚くなく、ページ数がそんなに多くなくても紙厚が厚いものだと全体が厚くなるものもあり、レファレンスブックを眺めながら、道具箱からノギスを持ってきて測ったりしていて、「MARCデータにあればなぁ…」と思うこともあります。

また、ページ数については、六法全書が1巻と2巻、連番のため、一番多くなっているのですが、子どもたちには「え~っ、ずるい」と言われています。(笑)
「〈10,215p〉」は、たまに窓口職員などから言われることがありますね…1万ページ??って。

ちなみに、一番大きな本、通常であればMARCデータにある高さを見て、「100かいだてのいえ」のシリーズなのですが、「大きい=高い」ではないことも考えて、「高さでは~ですが、面積では~」と縦×横の面積を計算することもあります。

(蛇足:「ページ付そのものがない」「ページ番号がない」「ノンブルのない」ってほぼ同義ですよね?何か使い分けありますか?)

データ部ログ管理者:

通りすがりのネコさん、コメントありがとうございます。
図書館現場での本のページ数、および「厚み」に関する貴重なご意見、実際のやり取りやご対応方法など、大変興味深く読ませていただきました。
ご指摘のとおり現在TRC MARCでは図書の厚みは記録しておりませんが、今後より図書館の皆さまに便利にご利用いただけるよう、参考にさせていただきます。

>「ページ付そのものがない」「ページ番号がない」「ノンブルのない」ってほぼ同義ですよね?何か使い分けありますか?

こちら同じ文言を何度も繰り返すのはくどいか…と、当方にて同義と捉え記述いたしました。かえってややこしくしてしまい失礼いたしました。

また何かございましたらご質問ください。 今後ともTRCデータ部ログをよろしくお願いいたします。

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