ページに関して、先週は書誌のページ付についてご紹介させていただきました。
今回は内容細目ファイルのページ付についてご案内します。
内容細目ファイルにもページを入力する項目があり、
「00△P01」というタグを使っています。
各内容タイトルの先頭ページと最終ページをハイフンで結んで入力します。
001P01 10-11 ←1タイトルめ
002P01 12-13 ←2タイトルめ
:
107P01 216-217 ←107タイトルめ
108P01 218-219 ←108タイトルめ
のように。
目次には10,12,...,216,218としか書かれていません。
各内容タイトルの先頭ページだけです。
では、最終ページはどうしているの?
内容細目ファイルを作成してる部署、データ部 内容目次班には「ページとり」という、とてもアナログな作業が存在するのです。
本をめくっていき、各内容タイトルの先頭ページと最終ページを確認し、紙に書き留める。
それを見ながら、内容入力画面でページを入力。
ページ入力作業は「タイトル」「タイトル関連情報」「巻次」など、内容細目ファイルにおける「タイトルに関する事項」とともに
同時進行で入力していきます。
そして、それらをチェックする時も同様。
ページ入力が正しいかどうか、チェック者ももう一度本をめくって、先頭ページと最終ページを確認しています。
実はこの「ページとり」、そこそこタイヘンな作業だったりするのです。
百戦錬磨の士になれば楽勝なのかもしれませんが、私は足軽程度。
ですが、108タイトル収録で、書誌のページ付が「222p」といった本の場合、足軽の私でも予測がつきます。
細かくて、とっても、とーっても厳しいパターン。
1タイトルあたり2ページずつの作品です。
単純だから作業しやすいだろうって、ひょっとして思われました?
手作業ですので...1ページめくっては手をとめて、1ページめくっては手をとめて、ってページとりをしていくのですが。
結構辛いんです。これが。
指が、手が、腕が、肩が。
本は右開き、左開き、両方ありますから、繁忙期には両腕が大変なことに(泣笑)。
こういう本がまとまって入荷したときは、そりゃあもう、辛いんです。
ショートショート、究極です。1ページずつだったり、1ページも無い作品もあったり。
お願い。大軍で押し寄せてこないで~(笑)。
パラパラパラーっと本をめくってページとりをしてくれる自動ページとりマシーン、どなたか発明してくれませんか?