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「私」が好きそうなもの

今日は「週刊新刊全点案内」2247号の発行日です。
掲載件数は1024件でした。


*こんな本がありました*

「一万円選書」でつながる架け橋 北海道の小さな町の本屋・いわた書店」

岩田 徹 (著)
竹書房(2022.2)


一番最初の本屋の記憶は小学校に上がる前。スーパーに行く途中にあった小さな小さな本屋さんです。足元から天井近くまで木の本棚にはぎっしり本が並んでおり、母と買い物の前に寄っては幼児向け月刊誌を買ってもらっていました。時代の流れか中学生になる頃には閉店してしまいましたが、幼い頃の見上げるような本棚の記憶は温かくも懐かしく、なくなってほしくなかったなと思います。


前置きが長くなってしまいましたが、この本は予算一万円で何冊か本を選ぶ「一万円選書」という試みを行う北海道の小さな町の本屋さんが書いたものです。著者の岩田さんが「本が売れないんですよ」と先輩にこぼしたら、「自分のために選んでほしい」と言われたのがきっかけだとか。テレビ番組でも取り上げられ、現在募集は年に一度、抽選となるほどだそうです。


確かに私も好きな作家は決まっており、なかなか新しい方の本には手が伸びません。ですが「(私にとって)面白い本はないか」と常に気持ちは捜索中。人の好みは千差万別、いろいろと溢れかえる中からその人に向けて本を選び出すなんて、なんて興味深い。岩田さんは記入してもらったカルテ(=アンケート)を読み込んで選書されるそうですが、あったことのない人に思いを馳せて本を選ぶなんて、なかなか時間も精魂も使う作業なのではないのかしら。。
まずはこの本が気になります。


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