月末におとどけしている「MARCや検索のはなし」。
今回は読み物キーワードについて。
読み物キーワードとは、児童書のフィクションを対象にキーワードを付与し、物語のテーマや登場する動物などから検索を可能にするものです。
以前の紹介記事はこちら。
例えばこの本
「おふろのなかのジャングルたんけん」
この図書に付与されている読み物キーワードは「風呂ー物語・絵本」「冒険ー物語・絵本」「熱帯雨林ー物語・絵本」です。
おふろ、ジャングル、たんけん。もれなくカバーされています。
こちらは「海洋汚染ー物語・絵本」「環境問題ー物語・絵本」「くじらー物語・絵本」。
ふむふむ、くじらが登場するなら「海洋汚染」「環境問題」はつながりそう。
「ハレガエル」
には「かえるー物語・絵本」「雨ー物語・絵本」「飲食店ー物語・絵本」。
タイトルからはわかりませんが、「飲食店」も出てくるようです。
どういう絡みでしょう。
は「うさぎー物語・絵本」「職業ー物語・絵本」。
どうやら具体的な職業についての絵本のようですね。
「パパのお嫁さんになりたい」「魔法使いになりたい」といった本ではなさそう。
どんな職業が出てくるのでしょう。
では「幸福と不幸ー物語・絵本」「物の見方・考え方ー物語・絵本」。
なるほど、こういうのもあるのですね。絵本ですが、なんだか深いです。
おなじヨシタケさんの絵本でも
「もうぬげない」
(2015.10)
そうそう、これはたしかにこういう本。くすりと笑える感じで、かわいいのです。
読み物キーワードからその本の内容を想像したり、自分のお気に入りの本にはどんなキーワードが付与されているのかを、調べてみるのも楽しいです。