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2023年2月 6日 アーカイブ

2023年2月 6日

土に還る、とはいうけれど

本日は週刊新刊全点案内2294号の発行日です。
掲載件数は994件でした。今月の表紙はこちら。
 
p20230207.jpg
お湯が沸いたやかんです。
白湯、お茶、コーヒー、この時期、一日に何度かお湯を沸かします。
(この頃は、電磁だったり、電気ポットだったりもするのかもしれませんが・・・)
静かな台所で、ほんのしばし、ぼんやり沸騰を待ちながら
お湯が沸いてゆく音に耳を澄ませて、ガスの青い火を見ていると
モヤモヤがリセットされて、とても落ち着くのです。 (Juri)


*こんな本がありました*
ルポ日本の土葬 99.97%の遺体が火葬されるこの国の0.03%の世界
鈴木貫太郎(著)
宗教問題(2023.1)


多様性に満ちた「死後」の選択肢がある現代。
ふつうにお墓にはいってもいいし、海に散骨してもいい。遺灰・遺骨を加工して人工ダイヤやアクセサリーにするという話もよく聞きます。(すばらしいアイディアたち!)

しかし、それらにひっそりと共通しているのは火葬が前提ということ。
なんの不思議もなく「死んだら火葬よね」と思ってしまっていたのですが、実は日本にもわずかに0.03%の「土葬」文化があることを、この本のサブタイトルで初めて知りました。

大分県で起こったイスラム土葬墓地問題への丁寧な取材からはじまり、土葬とムスリム文化の関係性や、宗教差別・衛生面での課題までを細かに紐解いている本書。
そもそもの日本の土葬文化にまで触れられており、「そういえば昔はそのまま埋めてたんだよなぁ、土に還るっていう言葉もあるんだし...」と埋葬方法の変遷について思いを巡らせつつ。

多様性を認める現代社会の中で生きるとはなにか・死とはどういうものか......難しいテーマです。

食事スタイル~新設件名のお知らせ2023年1月分~

明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。

1月は2件の件名を新設しました。そのうち1つが「膳」です。

お料理や食事を指したり、箸を数える時にも使ったりしますが、件名では食事や食器を乗せる「台」や「盤」に対して使用します。

...とここまで書いて、「ああ、あれね」とすぐわかる人ばかりではないのではという疑いがきざしてきました(うちの小中学生の子どもには、説明なしではたぶん通じません)。

料理を運ぶお盆とは違います。
ほら、時代劇の食事シーンとか、昔の宴会とか。座った各人の前に料理をのせた小さい机のようなものがありますよね。大皿から取り分けるのではなくて、めいめいの分の料理を小皿で並べてあります。あの台が膳です。
現在のテーブルと椅子で食事をする環境では出番がありません。

ただ、足のないタイプ(折敷)もあり、そうすると、お店で定食がトレーに載せて提供される場合、そのトレーも「膳」の仲間に入るのかもしれません。

食事という欠かすことができない場面で長きにわたって使われてきた道具。
足の形や塗りの色など、使う人(お客様用だったり使用人向けだったり)や用途(お祝い事か、日常か)に応じてさまざまなものが作られていたそうです。

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