月末にお届けしているMARCや検索のはなし、今回はページ付についてのおはなしです。
まずは表示されている位置について。
ページの角に書いてあるもの、下中央に書いてあるもの、「5/6」のように見開き2ページ分が左右どちらかのページにまとめて振ってあるもの、途中まで下にあったものが上に移動するもの、ページ付がある部分とない部分があるもの、のどに近いギリギリの位置にあって図書をしっかり開かないと見えないもの、そもそも書いていないもの、など。
レイアウトによって様々なので、探すのに手間取ることもあります。
続いて、MARCに記録するときの表記方法について。
「288p」シンプルに1種類だけだった場合はこの形。
「8,280p」これは図書に複数種類のページ付があった場合です。間を「,」で区切って記録しています。8000ページ以上の超大作にも見えますが、実際は8p+280pなので1つ目の例とおなじくらいの厚さです。なお、TRC MARCでは「,」で区切って記録するのは3種まで。4種以上のページ付がある場合や、ページ数の表示がない本文ページが図書の1/4以上あって最終ページ付の記録では意味をなさない場合は「1冊」となります。
ページ付がない場合は「1冊(ページ付なし)」とします。しかし各ページには表示がないけれど奥付などに総ページ数があるという図書も。その場合は総ページ数を〔 〕に入れて入力します。
実はバリエーション豊かなページ付の世界。厚さの参考にもなりますので、頭の片隅に置いておいていただけると検索の際など役に立つかもしれません。