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内容細目の著者から個人名典拠ファイルへ~典拠のはなし~

5月の典拠のはなしです。
まずはお知らせ。
先日まで「個人名典拠ファイル入門」と題して、個人名典拠ファイル解説記事を連載をしていました。

こちらをまとめて読みたい、というとき、ブログの左サイドバーの「企画記事」内「個人名典拠ファイル入門」をクリックすると、今回の記事すべてをピックアップすることができます。

同じく左サイドバーの「カテゴリー」内の「典拠ファイル」をクリックすると過去に書きためてきた、典拠ファイルに関係する記事をピックアップすることができます。
気になる記事を見つけたら、ぜひ読んでみてください。
注:記事は新しいものから表示されます。
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さて、ここからが今月の本題です。
個人名典拠ファイルと内容細目ファイルの関係について。

例)「お~い、丼 満腹どんぶりアンソロジー」 ちくま文庫編集部(編)

こちら、著名人による丼ぶりごはんへの熱い想いを綴ったエッセイのアンソロジー。
「天丼」久住昌之、「わが幻のカツ丼」五木寛之などといったエッセイが収録されています。
このような本に対して、TRC MARCでは「内容細目ファイル」を作成し、収録されている作品のタイトルとそのヨミ、著者名(漢字形、ヨミ、典拠ID)、ページ数を記録しています。
内容細目ファイルの著者に対しても、対応する典拠ファイルのIDを付与することで、個人名典拠ファイルとのリンクがされるのです。

たとえば、個人名典拠ファイルで「石田衣良」を検索、MARC一覧を表示させると「お~い、丼」がヒットしています。それは「お~い、丼」の内容細目ファイルに記録されている「牛丼マイウェイ」の著者名:石田衣良が、個人名典拠ファイルの「石田衣良」と典拠IDによって結び付けられているからできることなのです。
典拠ファイルから検索することで、もれなく読みたいに応えたり、同姓同名を区別することもできたりします。どうぞご活用ください。

※内容細目ファイルを作成する対象※
一般書・児童書の総合全集、個人全集、著作集、作品集、論文集、講演集、対談集、随筆集などに含まれる独立した作品

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