明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
4月の新設は1件、そして1件の標目訂正がありました。
標目訂正したのは「ガイドヘルプ」です。「ガイドヘルパー」から変更しました。
ガイドヘルプとは、主に視覚障害や全身性障害・知的障害によって一人で外出することが難しい人の移動を介助する活動です。移動介護従事者という公的資格もあります。
恥ずかしながら、私はこのような活動があり、ガイドヘルプという名前があることを今回の標目訂正で初めて知りました。
そういえば街中で時々見かける二人組が、一人がもう一人に寄り添って案内しながら歩いていたのはガイドヘルプだったのかなとようやく意識することができました。
バリアフリーなど様々な施策は広まってきているものの、今でも外出のハードルが高い障害者も多いという話をよく聞きます。
そのハードルを下げる手助けの一つとなるガイドヘルプは必要不可欠なものといえるでしょう。
まだまだ道のりは長いですが、これを含めた様々な活動を通してあらゆる人が苦しい思いをすることなく外出できるようになってほしいと思います。
私も自分でもできることがないか考えていきたいと感じました。