おしゃれでキラキラ!?難読タイトル! ~MARCや検索のはなし~
2025年5月施行の改正戸籍法に先立ち、先日、法務省から「キラキラネーム認容指針」が発表されました。
これは親の希望する名前のヨミを柔軟に認めつつも、社会通念上不適切とされる名前には制限を設ける指針であり
例えば「太郎(ジョージ)」というように、漢字の意味と大きくかけ離れたヨミは認容されません。
さて、では図書のタイトルではどうでしょうか。
TRC MARCにおいては、
図書のタイトルにルビが振られている場合は、そのヨミが特殊なものであっても、そのまま採用しています!
また、あわせて通常的なヨミ(統一ヨミ)もMARCに記録することで、特殊なヨミ・通常のヨミのどちらからでも検索できるようにしています。
なかなか興味深いヨミをさせているものもあり...
刑事(デカ/ケイジ)、生活(ライフ/セイカツ)のような馴染みのあるもののほかに、例えばこんな特殊ヨミがありました。
完璧令嬢(フローレスレディ/カンペキレイジョウ)
ぶっ壊れ錬金術師(チートアルケミスト/ブッコワレレンキンジュツシ)
R6(レイワロク/アールロク)
呼吸する(イキスル/コキュウスル)
微視的(オタクテキ/ビシテキ)
こうして並べてみると、ヨミや意味ありきで文字面を与えているものが多い印象でしょうか?
ヨミと文字の関係性...ううむ、なかなか興味深い世界ですね。
参考:特殊ヨミに関する話題(2011年)
参考:キラキラネームと戸籍法に触れている、特殊ヨミの話題(2022年)
(キラキラネームについての検討、このときからずっと続いていたんですね...!)