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今はまだ、遠くにあることがわかった沼を望遠鏡で見ているくらい

3月の雑記のテーマは「伝統芸能」です。

狂言、歌舞伎、能は学生時代に観る機会があったのですが、人形浄瑠璃文楽はそういった機会がなく、いつか行きたいなーと思うまま長い年月が経っていました。
転機は1年と少し前。居住地の近くで公演があることを知り(国立劇場が閉場中だからですね)チケットをゲット。行ってみました。

私が観たのは「妹背山婦女庭訓」。さすがに初観劇で1日中通して観る勇気は無かったので第一部のみです(小松原の段/太宰館の段/妹山背山の段)。
「人形は3人で動かす、声を出す人(=太夫)は1人」という、どこで得たかもわからないとてもぼんやりしたイメージだけを持って行ったので、そうではないパターンもあることに驚くところからでした。(複数の太夫が各役を担当することや、床が上手と下手両方に設置されることもあるんですね!と。本当に何も知らない素人ですみません。)
想像以上にダイナミックな舞台装置、ライブ感満載の義太夫節、エンタメ要素の強いストーリー、そして色々な想像をさせてくれる人形たち。大変興味深く拝見しました。
「他の演目も観てみたい!また行きたい!」という気持ちは日に日に強くなり、12月の「文楽鑑賞教室」、2月の公演と、本当に少〜しずつではありますが、文楽鑑賞が増えつつあります。次は5月かな。

日本の古典にありがちな、とんでもなく極端な思想や展開(そんな理由で人を殺そうとしないで!で、それを当然のように受け入れないで!?)に面食らいながらも、気づけば泣きそうになることもあり、登場人物に共感するとかしないとかそういうところじゃない感動を知ったのでした。

私が思う、私のような全くの初心者が公演を楽しむコツ。
それは、変な意地や見栄を張らずにイヤホンガイドを借りること。これです。(意見には個人差があります。)
とはいえ、やっぱり生のお声や音楽を全身で浴びたい気持ちもあるので、いずれはガイドに頼らず観られるようになりたいと...あ、2回行けばいいのか。

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