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典拠ファイルを解剖してみる・つづき

~典拠ファイル・3~

MARC MANIAX第3回。
さて、前回の続きです。林家木久蔵さんの典拠ファイルから。

《対象冊数》 37件        
《出現フラグ》  図書(著)(件)(内)AV(著)(内)
《相互参照》  11000500357-0000 林家/木久扇
《出典(カタカナ形)》  国立国会図書館<総合>
《出典(漢字形)》  
《初出書誌》  笑説・落語長屋
《TRC MARC No.》  80-09811

《対象冊数》
このファイルの中に収められているMARCの件数です。

《出現フラグ》
このファイルが図書のデータベースに出現したのかAVのデータベースに出現したのか、図書の中でも著者としてなのか、人名件名としてなのか、フラグがどこに立っているかによってわかるようになっています。著:著者、件:人名件名、内:内容細目著者を表します。

《相互参照》
別名の典拠ファイルがあるとき、ここにその典拠ID(前回の記事参照)を入れます。ここを見れば、違う名前で活躍してるかどうか一目でわかります。
この襲名後の名前も、林家木久蔵(2代目)との共著という形で著者として出てきたので、さっそく別ファイルを作成。そしてその典拠IDを追加する修正を行いました。

《出典(カタカナ形)》
統一標目のカタカナ形の採用場所はどこだったか、という根拠を入れます。この場合は、国立国会図書館の「著者名典拠録」からということ。
詳しくは、来週(予定)に掲載しますが、この根拠というのがとても大事なのです。

《出典(漢字形)》
同じく統一標目の漢字形の採用場所。カタカナ形と同じだったので、省略してあります。(だから空欄になっている)

《初出書誌》
初めてTRCの人名典拠ファイルを作った図書のタイトルがここに入ります。

《TRC MARC No》
初出書誌のMARC Noです。
どうして初出の図書の情報が必要なのか。それは次週・金曜日にまた。

以上、典拠ファイルの紹介でした。長々とお付き合いありがとうございました。

最後に。
落語家の木久蔵さんを例にしてみたので、大喜利みたいに「なぞかけ」にチャレンジしてみたいと思います。
典拠ファイルとかけて、一卵性ではない双子と解く。
その心は、区別が容易につく。
う~ん、ちょっと苦しいか・・・。

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