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父と目録 その後のその1

私が今までに立てたエントリーの中で身内(データ部)の反響が大きかったのは、去年の夏に書いた「父と目録」でした。雑記の話題に詰まった今、父の助けをまた借りてしまおう、あれから一年後の目録の進化を見せてもらおうと、実家から2008バージョンの目録(エクセルファイル)を送信してもらいましたので、少々ご紹介させていただきます。

ちなみに、父と職場とその書棚についてご紹介しますと、


・数十年、図書館へはほとんど足を運んでいないはず。娘の仕事も会社名以外はあまりよく分かっていない?
・趣味は、身の回りのあれこれをデータ化してパソコンに入れること
・仕事は実験の補助や雑用が主。書棚の整理は仕事の隙間時間にやろうと思い立ったのだそう

職場
・大学理工学部の物理実験室
・学部の1~2年生が物理の実験をしにやってくるらしい

書棚
・本は900冊ほど。大学生向けの科学基本書がほとんど
・その場で読むことはあっても、借りていく学生はほとんどいないらしい


まずは、去年の時点では方針を決定しかねていた分類について。

色シールでの配架は止め、試行錯誤の末、日本語で「大分類」「中分類」を決めて、テプラで印字して本と書棚に貼ることにしたそうです。色や数字でなく言葉では、配架する場所を探すのが大変では?と思いましたが、あまり借りていく人もいない書棚なら良いのかな…。


以下、分類の先頭から一部を転記します。

大分類
       中分類

宇宙・地球物理
       地球物理
       宇宙物理

応用物理
       真空
       低温
       薄膜
       応用物理

化学
       物理化学
       化学

技術・工学
       真空
       薄膜
       材料
       計測

教育・心理学
       教育
       心理学

原子物理
       素粒子物理
       量子物理
       計測

コンピュータ
       教科書
       計算法
       計算物理
       ネットワーク
       ソフト
       ハード

以下、まだまだありますので大分類だけピックアップしますと、
「実験関係」「振動・波動」「数学」「数理物理」「相対論」「電磁気学」「熱学」「ハンドブック」「読み物」などなど。

う~ん、書棚を見ていないのでなんとも言えませんが、大分類の並びが五十音順なのは、本同士のつながりが感じられずストレスではないかというのが感想でした。本のタイトルを見比べながら項目をピックアップしたようなのですが、「熱学」と「化学」が同じ階層で良いのかな、など、大分類どうしの関係も気になります。「大分類-中分類」の間の関係は、色んな本を見比べながら考えて選定したのが感じられるのですが。十進分類法に慣れた身としては、五十音順ではどうしても気持ち悪さが先にたってしまうのでした。

ただ、蔵書がこれ以上増えることもないようですし、ジャンルも科学書に限られ、利用者もごく少数ならば、こんな配架もありでしょうか。十進分類法を使わない整理方法にはこんなのもあるのか、と新鮮な印象は受けました(父さん、力作をくさしてゴメン!次回は持ち上げる予定なので…)

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