~図書館蔵書MARCのヒント 5~
(文化財調査報告書のMARC)
今日もこんにちは、図書館蔵書 小松です。
今日は、発掘調査報告書のMARCで7月にお話しした補記を使うケース(part1、part2)についてお話しします。
発掘調査報告書には、出版者が編者をかねるもの以外に著者はないことが多いのですが、その遺跡の発掘調査のために編成された団体が図書に表示されている場合に限り、補記をします。
〔外原遺跡調査団//編〕
しかし、図書にあればどこからとってもよいというわけでもなく、発掘調査概要表(抄録も含みます)、遺跡の発掘調査団の構成員が表示されている箇所、そこになければ発行者から補記となります。
他の類の図書でもそうですが、特にこうした4情報源以外から補記するものは、目立たない場所にあることもあるので情報源のみに気を取られずに、図書全体をまんべんなく見て、入力とチェックをすることが必要になってきます。真剣です。
ついでに、昨日は「きょうのデータ部☆」の日だったので
おくればせながら「きょうの図書館蔵書☆」をお楽しみください。
今、図書館蔵書では出版社の社史をたくさんお預かりしていますが、
その中でひときわ目をひいたのが、この1冊。
(仏教書出版三六〇年 法蔵館 1978年刊)
普通の社史と1ケタ違います。