こんにちは、図書館蔵書 小松です。
今、図書館蔵書には、紙芝居がたくさん入荷しています。
紙芝居のMARCは比較的よく作成するのですが、100冊以上も一時期にMARCを作成するのはめずらしいです。入荷した紙芝居のジャンルは、昔話から、道徳心を養うような創作童話、子供に衛生指導をする目的のものまでいろいろあります。
今回は手作りの紙芝居もありましたよ。
(1冊ものは図書館蔵書ではMARCを作成せず、ASでデータを作成します。ASのデータ作成についてはこちら→■)
そんな中で、珍しかったのは英文の紙芝居があったこと。
その紙芝居には、読み手向けに紙芝居の上演の仕方がやさしく説明してあり、紙芝居は日本固有の文化である旨が書かれていました。
そうだったんですね~。
物心ついたときには身の回りに紙芝居がありましたし、大人になってからみても「子供に絵を全画面で見せながら、裏にある本文を読み手が読んであげる」という上演の方法は、とても合理的に思えて、どこの国でも日本と同じように紙芝居のような形のものがあると思っていました。
最近では、日本の紙芝居の影響で、他の国でも紙芝居が上演されるのだそうです。
すごい、日本の紙芝居!!
そんな日本の紙芝居の歴史を書いたものには、こんな本がありました。
「紙芝居昭和史」 (岩波現代文庫)
加太 こうじ
岩波書店(2004.8)
「紙芝居文化史 資料で読み解く紙芝居の歴史」
石山 幸弘
萌文書林(2008.1)
TRCでは、紙芝居を演じる際の手引も刊行しています。
「紙芝居を演じる」 (図書館ブックレット・あなたにもできる実技編)
酒井 京子
日下部 茂子
小川 俊彦
図書館サービス研究会
図書館流通センター(2003.11)