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包まれる理由

こんにちは、図書館蔵書 小松です。

先日のこと、工場から届いたダンボールに、しっかり紙で包まれた本が入ってきました。メモには「返送の際にはまた包んでください」とありました。

どうして???
包みを開いてみるとそこには、色鮮やかな蛇の写真が・・・。

作業をした人が、蛇がとても苦手だったようです。

もちろん、分類をふってから、また包みなおしました。
目のキロっとした綺麗な蛇だったのですけれど苦手な人にはダメなのでしょうね。

さて、図書館蔵書で、本が紙に包んで扱われることはちょくちょくありますが、冒頭のような理由で包まれることは、非常にまれです。

以前にもちらっと書きましたが、極端に薄い本、周りと比較して小さめな本、豆本、表紙や背が取れかけている本、汚い本などが、適宜紙で覆われたり、気づき次第袋に入れられたりして、次の工程に渡されます。

冒頭のような業務とあまり関係のない「包まれる理由」に立ち返ると、最近聞いた中で一番の傑作は、納豆が苦手なデータ部員が、どうにも包まずにはいられなかった、こちらの本。

「納豆の快楽」(講談社文庫)
小泉 武夫
講談社(2006.12)

これまた、私にはとっても美味しそうです。

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