« 「星に帰った少女」-わたしの思い出の本 | メイン | 力を抜いてみる »

読み取る場所=情報源

こんにちは。新刊目録の望月です。
新刊目録の部署で、MARCの作成をするようになってから2年とすこし。
新刊本のデータを作っているというと、「新しい本を読み放題でいいね」と言われることもあります。
いや、待って。「読む」といっても、必要な情報を「読み取っている」だけで、読書しているわけではないんですよー。この感覚、なかなかわかってもらえません。

それはさておき、今回は図書のどこから目録用の情報を読み取るか、についてご説明したいと思います。

TRC MARCでは、目録作成の情報源を以下のように定めています。
1. 標題紙・奥付・背(カヴァー背)・表紙(カヴァー表紙)
2. 図書本体の1.以外の部分(まえがき・あとがき・本文など)
3. 箱等
4. その図書以外の情報源

中でも重要なのが、1番目の「標題紙・奥付・背(カヴァー背)・表紙(カヴァー表紙)」、通称4情報源。
目録を作る際、まずはじめにチェックするのがここの部分です。

タイトルは何か
サブタイトルは何か。いくつかあるときは、どういう順番で採用するか
著者と著述区分
出版者
など。

4箇所の表記を見較べながら、情報源によって異なっていないか、注意深く見るのも大切です。
「~を越えて」と「~を超えて」
「何を伝える」と「なにを伝える」
など情報源によって字が違っている、ということも結構あるのです。
「まちがっているんじゃないか」という心構えで見ないことには、見逃してしまう可能性大。
このときばかりは、意地悪く疑いの目でためつすがめつ情報源を眺めるのです。

※情報源についてマニアックに解説した記事はこちら→「目録を作ってみよう

コメントを投稿

(投稿されたコメントは、TRCデータ部の営業時間内にアップいたします。投稿から掲載までお待ちいただく場合がありますがご了承ください。なお、メールアドレスはTRCデータ部から直接ご連絡する場合にのみ使用いたします。第三者への公開・提供はいたしません。)

2024年7月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

アーカイブ

全てのエントリーの一覧

リンク