「図書館業務とTRCのサービスメニュー」最終回は、レファレンス業務に関わるTRCのサービスメニューをご紹介します。
利用者の方から寄せられる様々なレファレンスに、TRCはTRC MARCとTOOLiでサポートします。
TRC MARCには330の項目があり、様々な角度から多様な項目を入力しています。さらにMARC完成後にも受賞情報や書評情報を追加しています。
また、典拠ファイルというデータベースも作成、ご提供しています。例えば、同姓同名の人物を区別したり、表記の異なる同一人物を関連づけたりする人名典拠ファイルや、途中で全集やシリーズの名前が変ったものをまとめた全集・シリーズ典拠ファイルなどがあります。この典拠ファイルをMARCにリンクさせることで、利用者のレファレンスに的確かつ効率的に応える検索を実現します。
TOOLiではTRC MARCを多角的に検索できるのはもちろんのこと、他にも様々な検索機能があります。例えばTV情報検索では、テレビで紹介された本が番組名から探せます。利用者の方から、「王様のブランチで紹介されたあの本、タイトル忘れてしまったんですが・・・」といったお問い合わせに対応できます。
また昨年の夏、TOOLiに標準搭載された学習件名検索、教科書単元検索、読み物キーワード検索は、学校支援や団体貸出などにもお役立て頂けると思います。
以上 6回に渡り、ご紹介してきました「図書館業務とTRCのサービスメニュー」いかかでしたでしょうか?
TRCのサービスメニューの出発点はTRC MARCにあります。図書館業務の効率化と的確かつ迅速な利用者サービスの実現に向けて、TRC MARCのメリットを今後もみなさまにお伝えしていきたいと思います。これからも「データ部ログ」をよろしくお願いします。