本日は「週刊新刊全点案内」1901号の発行日です。
掲載件数は1148件でした。
*こんな本がありました*
今年は江戸時代のマルチアーティスト・尾形光琳(1658-1716)の没後300年にあたるということで、熱海のMOA美術館で国宝2点同時展示という豪華な展覧会が開催されています。
尾形光琳300年忌記念特別展「燕子花と紅白梅」 光琳アート -光琳と現代美術-
国宝「燕子花図屏風」と国宝「紅白梅図屏風」。
尾形光琳の名前を知らない人も、この絵は日本史の教科書などでおなじみではないでしょうか。
今回の新刊全点案内には、この展覧会の開催にあわせてでしょうか、図録をはじめ琳派をあつかった本が何冊か見られました。
MOA美術館(編)
KADOKAWA(2015.1)
図録といってもきれいな写真だけでなく、文章も多く掲載されています。
読み応えがありそう。
光琳に連なる芸術上の流れを琳派といいますが、今回の展覧会を見る手引きになりそうな琳派の「最速入門」もあります。
そんなに急がなくてもいいような気もしますが「明日展覧会に行こう!」と思いたったら便利かもしれません。
琳派を代表する画家、鈴木其一の本も出ていました。
河野元昭(著)
東京美術(2015.2)
以前ブログに書いたように子どもの頃の夢が尾形光琳の硯箱のレプリカを買うことだった私。関連本を読んで、ぜひ展覧会にも足を運びたいところです。
今回の図書にもあったのですが「RIMPA」とは「琳派」の欧文形。
何か不思議な語感です。